卓球2024年パリオリンピックの選考レースが繰り広げられておりますが、現状をわかりやすく解説します。
日本卓球協会のページにも飛べるようにしておりますが、詳細知りたい方はご活用ください。
※変動あれば随時更新いたします。
選考方法
まずは選考方法ですが、下記の通りです。
(1) シングルス代表候補2名を選出。(パリオリンピック選考ポイント上位 2 名)
(2) 団体戦代表候補 1 名
上記(1)のシングルス代表候補とダブルスが組め、団体戦でシングルス及びダブルスにて活躍が期待できる選手(3) 混合ダブルス代表候補男女各 1 名
2024 年パリオリンピック男女日本代表候補選手選考基準の考え方の情報更新のお知らせ(9月11日)
上記(1)(2)代表候補男女各 3 名の選手の中で、最高のペアリングと思われる混合ダブルスペア1組
つまり男女共にシングルスは2名ずつ、団体戦はシングルスの2名に1名追加、混合ダブルスは団体戦に登録されているメンバーからペアリングされます。
残りの選考大会及び8月31日時点男女上位8名
記事を書いている8月31日時点では選考ポイントとなる対象のメインの大会が4つ
男女ともに1位(早田選手・張本選手)は2位に対してかなり点数差がある状態です。
女子に関してはアジア競技大会・アジア選手権両方に出る平野選手が試合数だけで見ると優勢です。また6月20日時点では伊藤選手と木原選手は47.5ポイント差でしたが、8月31日時点だと121.5ポイントと差が広がっています。
※10月25日追記→8月31日時点では平野選手と伊藤選手では約30ポイント差あったところが10月2日時点では約20ポイント差に縮まったため、かなり混戦しています。
※12月5日追記→前回大会で平野選手と伊藤選手のポイント差が縮まっていましたが、第6回の選考会でポイント差が34.5になったため平野選手が優勢ですが、あくまで混戦状態が続いています。
男子は戸上選手が3位と点数差があるため優勢です。3位の篠塚選手と4位の田中選手が5位以下の選手に対して少しリードしています。
※10月25日追記→8月31日時点では篠塚選手、田中選手に差はほとんどありませんでしたが、アジア選手権にて田中選手がシングルスベスト8に入る活躍をみせて約30ポイントリードです。
※12月5日追記→男子1位・2位は張本選手・戸上選手でオリンピック出場はほぼ確実。第6回の選考会では篠塚選手が3位になり選考会では4位から3位に躍り出ました。
女子は早田選手・平野選手、男子は張本選手・戸上選手が優勢ですが、1回戦・2回戦で負けると1位になる選手と約90~100ポイント程差が出る可能性もあるため現段階ではどうなるかわかりません。
団体のメンバーに関しては女子は早田選手・平野選手・伊藤選手、男子は張本選手・戸上選手が優勢です。
各選考大会
第5回Road to Paris(2023 全農CUP 東京大会)
期間:2023年7月22日(土)、7月23日(日)
アジア選手権 シングルス
期間:2023年9月3日~9月10日
女子:早田ひな、平野美宇、伊藤美誠、木原美悠、佐藤瞳
男子:張本智和、戸上隼輔、篠塚大登、吉山僚一、田中佑汰
1.男女団体・男女シングルス代表選手の選出方法
2023 年アジア卓球選手権平昌大会日本代表選手選考基準
(1)団体・シングルスの代表選手を、アジア卓球選手権平昌大会(以下、アジア選手権)エントリー最終日の 30 日前までのパリオリンピックシングルス選考ポイント(以下、選考ポイント)上位から大会要項記載の各種目に出場可能な最大人数に達するまで選出する。
(参考:2019 年 2021 年のアジア選手権では団体戦、シングルスともに出場可能な最大人数は5名
であった)
調べてみるとアジア選手権のエントリー最終日は7月23日。そのため7月23日の30日前、つまり6月末あたりまでの選考ポイントが対象になるためすでにメンバーが決まっています。
アジア選手権が一番ポイント数が高いため、ここで上位に入れると選考レースで優位に立てそうです。
アジア競技大会 シングルス
期間:2023年9月23日~10月8日
シングルスのみが選考対象
女子:早田ひな、平野美宇
男子:張本智和、吉村真晴
第6回Road to Paris
期間:2023年11月25日(土)、11月26日(日)
天皇杯・皇后杯 2024年全日本卓球選手権大会
期間:2024年1月22日~1月28日
まとめ
8月31日時点では残り4試合。試合数や現状のポイントだけでみると女子は早田選手・平野選手、男子は張本選手・戸上選手が優勢です。
10月2日時点の結果では女子に関して2位・3位争い、男子は3位・4位争いが注目です。
12月4日時点の結果をみても女子に関してはまだ2位・3位争いがどうなるか見えてこない状態です。
下剋上も起こりえる仕組みでもあり若手選手のモチベーションは上がるのかもしれません。一方で過酷なレースとも言えるため選考レースは賛否両論ですが、選手には悔いのないよう頑張って欲しいですね。
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